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ブヌン族

ブヌン族は中央山脈両側の海抜1000~2000mにある山間部に居住し、台湾原住民族のなかで最も高い場所に居住する部族で人口は約 57,630人です。(2017年4月現在)かつて二度部族の大移動があり、ブヌン族の分布範囲は南投・高雄・花蓮・台東などの境に及び、「卓社」・「郡社」・「丹社」・「巒社」・「卡社」の五大族軍に分類されます。タイヤル族と同じく、ブヌン族には「頭目」制度はありません。彼らは、「推舉能人」と呼ばれる選出方式にてリーダーを決めます。ブヌン族は父系氏族制度を主とした大家族が一般的な家族の形です。平均でも十人家族で、多いところになると二十~三十人がともに暮らします。

伝説によると、ブヌン族はかつて文字を持っていたが、大洪水が起きた際にとある兄弟が祖先が遺した物を分担して持ち運び非難しようと考えたところ、文字の保管を担った兄が流失してしまい、これが原因でブヌン族は文字を失ったと言われています。文字は失ってしまったものの、ほかの部族では見られない「画暦」と呼ばれるものがブヌン族にはあり、それを 1937 年に学者が南投のとある家庭にて発見しました。木彫りの「画暦」には象形文字に似たものや記号にて農作や狩猟に関わる行事が書かれており、ブヌン族の祖先が遺した非常に貴重な知恵遺産とされています。

1953年にはブヌン族の音楽が、国際民族音楽学会にて黑澤隆朝により披露されたことにより、民族音楽学会で大注目されました。なかでもアワの豊作を祈る歌である「祈禱小米豐收歌」は、多声部和音唱法によって歌われることで一般的によく知られています。

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