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タイヤル族

タイヤル族は主に台湾中北部両側の山間部に居住しています。その分布範囲は東は花蓮タロコ、西は東勢、北は烏來、南は南投県仁愛郷にまで及び、台湾原住民族のなかで最も分布範囲が広い部族です。人口約88,571人(2017年4月現在)となっています。

タイヤル族に伝わる伝説によると、祖先は中央山脈大霸尖山一帝の白石山に居住し、十八世紀ごろから、西北部と東部及び西南部の方向へとぞれぞれ分散していったそうです。その言語や風習はそれぞれ異なり、「賽德克族(Sedek) 」・「賽考列克(Sekolek)」・「澤敖列(Tseole) 」の三大族群に分類されます。そのなかの賽德克族(Sedek)は東部へと移動し、花蓮一帯に居住したため、彼らは自らを「タロコ族」と称しています。

タイヤル族の男性は勇敢で狩猟に長け、女性は布織りの技術が優れていることで有名です。昔、成人となった証或いは栄誉の象徴とされるタトゥーを男女共顔面に彫る風習があったほか、同時期に首狩りが盛んに行われていましたが、日本統治時代に厳重に禁止されてからこれらの習慣はなくなりました。現在では、山奥に住む八十歳以上のお年寄りにおいてのみ顔面にタトゥーが彫っているのを見ることができます。タイヤル族の伝統的な考えからすると、顔面にタトゥーが彫られていないのは非常に恥ずかしいことだとされていました。なぜなら、タトゥーを彫る痛みに耐えることができた者こそが、成人という証であったからです。

タイヤル族社会には「頭目」制度を設けていないため、団体で行動する必要がある際には全員で最も能力のある者を選出します。この代表者は永遠でもなければ、世襲でもありません。ちなみに、「頭目」という呼び名は、日本統治時代に日本人が治めるうえで便宜上生み出した職位名です。

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